円売りが強まっているが、先行きポジションの巻き戻しによって円高に振れる展開もあるようだ。巻き戻しにつながるイベントとしては、今週の日銀金融政策決定会合がある。
ただ、トレンドとしては政権交代に対する期待感から一段の緩和政策などよる円安トレンドが期待できる。本格的なリバウンド相場に向かうかを見極めたい。
19日午前の外為市場で、ドル/円、ユーロ/円がそろって直近高値を更新した。ドル/円は15日の高値81.46円を上回って81.59円まで上昇、4月25日以来の高値を付けた。
ユーロ/円も同じく15日の高値104.00円を上回って104.15円まで上値を伸ばし、10月25日以来の高値を付けた。
17日、安倍晋三自民党総裁が日銀による建設国債の全額引き受けに言及したほか、米国の「財政の崖」問題への過度の警戒感が後退したことで、円売りが強まっている。大手信託銀行の関係者は「円が一方的に売られている。(安倍総裁の発言によって)信認の低下(による円売り)とまではなっていないが、総選挙を意識して安倍氏の過激な発言が続いている」と話した。

